公共建築の紹介

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倉敷警察署庁舎

倉敷警察署庁舎

  • 庁舎本館 西側外観
    庁舎本館 西側外観
  • 南側外観
    南側外観
  • 庁舎本館 西側玄関
    庁舎本館 西側玄関
  • エントランスホール
    エントランスホール
  • 南西側よりの航空写真
    南西側よりの航空写真

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主要用途 警察署庁舎
建築主 岡山県
施設概要  
所在地
敷地面積
庁舎延べ床面積


付属施設


総事業費

倉敷市大島451-1
約11,100㎡ / 来訪者の駐車スペースを約2.7倍(190台)に拡張
新本館(鉄骨鉄筋コンクリート造、地上6階、地下1階建)
約8,500㎡
* 旧本館の約3.7倍~ 各種相談室や取調室、留置施設を拡充整備
新別館(鉄骨造、地上3階、地下1階建)
約2,300㎡
* 旧別館の約1.2倍~ 倉敷運転免許更新センター、警察本部機能の併設
約36億1,600万円

工事概要  
 新庁舎等建設工事
工期


設計・監理
施工
平成23年4月1日から平成25年6月10日まで
・新本館は、平成25年2月に竣工(平成25年2月9日から業務開始)
・新別館は、平成25年6月に竣工(平成25年7月1日から業務開始)
(株)安井建築設計事務所・(株)山陽設計 共同体
別館等解体 中村建設(株)
建築 (株)大本組・目黒建設(株)建設工事共同企業体
電気設備 (株)四電工・中央電気(株)建設工事共同企業体
通信・情報設備 マキテック(株)
空気調和設備 東洋熱工業(株)・山陽技研(株)建設工事共同企業体
給排水衛生設備 建水工業(株)
舗装 児松建設(株)
 外溝工事  
 工期
 設計・監理
 施工
平成25年5月29日から平成25年9月末日まで
設計:(株)暁建築設計事務所 / 監理:桐井建築設計研究所
(株)シンケン
設計主旨

岡山県倉敷警察署庁舎は、老朽化が進み手狭となり耐震性も劣っていた建物の改築である。倉敷の伝統ある町並みに配慮しつつ耐震性を高め、来訪者向け駐車場や相談室な どを拡充し、市民の利便性向上を図ることを目的として、警察機能を維持させながらの現在地建替えにより計画が進められた。
敷地は倉敷川沿い、観光地として白壁の町並みで知られる倉敷美観地区や、大型商業施設の開業など活性化されるJR倉敷駅周辺が近接しており、観光・商業都市に位置する警察署として「県民を守る安全・安心のシンボル」「県民に親しまれる警察庁舎」を基本理念として設計を進めた。

外観は存在感のある「安全・安心」の景観シンボルとして、地域に開かれた正面性のあるデザインとした。倉敷美観地区の歴史的景観である「白と黒」を基調とし、「頂部の軒」、「縦格子」をデザインモチーフに、現代の建 物のデザイン要素として取り入れた。景観に配慮しながらも、この「縦格子」には西日抑制の効果・機能をもたせている。
本館のエントランスホールは、突き当たりの視線が抜ける開放的な空間とし、内装材に岡山県産材の間伐材を用いてあたたかみのある設えとすることで、市民が気軽に立ち寄れる、親しみやすい雰囲気づくりを行っている。また、すべての市民に利用しやすい警察署庁舎としてユニバーサルデザインの思想に基づき、段差の解消、手すりの設置等各部に配慮しており、バリアフリー法の認定を受けている。
構造計画は、災害時拠点としての機能維持が要求されるために高い耐震安全性を確保し、かつ耐震性を確保しながら執務空間は奥行14mの無柱空間とし、将来の組織改編にも対応可能なフレキシブルな空間を実現している。
環境技術としては、階段室を利用した自然換気システムや太陽光発電パネルを設置するなど自然エネルギー利用の他、開口部には日射を抑制するLowーE複層ガラスを採用し、熱負荷を抑えて空調エネルギーを低減させながら極力自然光を取り入れた明るい庁舎としている。また、中間期や夜間の勤務時間外に温暖な瀬戸内海式気候の特性を最大限取り入れられるよう、自然換気ができる機構を備えている。
設計にはBIMを用い各図面の連携を図るとともに、設計段階の初期から多視点の外観透視図や内観イメージを提示し、デザイン性の確認にととまらず機能性の確認を行いながら設計を進めた。

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