公共建築の紹介

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岡山県立倉敷まきび支援学校

岡山県立倉敷まきび支援学校

  • 東側全景
    東側全景
  • 南東側全景
    南東側全景
  • バス昇降口夕景
    バス昇降口夕景

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作品名 岡山県立倉敷まきび支援学校
所在地 岡山県倉敷市真備町箭田
用途 特別支援学校
設計 基本計画、基本設計:株式会社丸川建築設計事務所
実施設計 A工区 (管理・特別教室棟,普通教室C棟、外構) 株式会社丸川建築設計事務所
B工区 (普通教室B棟、水治訓練室、食堂棟) 協同組合アゴラ
(屋外プール棟) 有限会社リスプ 環境・都市建築研究所一級建築士事務所
C工区 (体育館棟) 株式会社JFE設計岡山一級建築士事務所
(宿泊訓練棟、就労支援棟) 株式会社アーキスコープ
監理 A工区 株式会社丸川建築設計事務所
B工区 協同組合アゴラ
C工区 協同組合倉敷建築設計センター
施工 A工区 建築 中村建設株式会社・株式会社小倉組 建築工事共同企業体
電気 平松電気工事株式会社
機械 株式会社エンスイ工業、中村建設株式会社
B工区 建築 株式会社荒木組・蜂谷工業株式会社 建築工事共同企業体
電気 旭電業株式会社
機械 株式会社中央設備工業、信江工業株式会社
C工区 建築 株式会社重藤組・株式会社中本屋工務店 建設工事共同企業体
電気 ミツワ電設株式会社、株式会社でんでん
機械 中村建設株式会社
建築面積  9,358.84 ㎡
延床面積 12,960.45 ㎡
構造規模 鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建、鉄筋コンクリート造一部木造平屋建、木造平屋建、木造2階建
外部仕上 屋根:コンクリート下地シート防水一部瓦葺き、ガルバリュウム鋼板横葺き
外壁:コンクリート打放しの上複層塗材RE吹付、ラスモルタル厚20、杉厚12下見板張WP
内部仕上 天井:化粧石膏ボード
壁 :腰桧羽目板張り、石膏ボード EP
床 :桧フローリング張り
工程 設計:H23.11.8~H24.3.30
施工:A,B工区 H24.10.3~H26.1.10 C工区 H25.3.14~H26.1.10

建築概要

 障害の重度・重複化、多様化が進む中で、特別支援教育では、障害のある幼児児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、持てる力を高め、学習や生活上の困難を改善又は克服できるよう、適切な指導・支援を行うことが求められている。

 しかし、近年、県南部の知的障害特別支援学校の児童生徒が急増し、学校施設の適正規模を超える児童生徒を受け入れている学校もあり、教室不足が深刻な状況となっていたことから、平成21年3月「岡山県特別支援教育推進プラン」において、県南部に、小・中・高等部を備えた特別支援学校の新設を計画し、平成26年4月に開校した。

 児童・生徒数は知的障害部門小学部70人、中学部52人、高等部普通科91人の計213人、肢体不自由部門小学部6人、中学部1人、高等部普通科5人の計12人、合計225人である。(平成26年5月1日現在)

施設のコンセプト

1)障害のある児童生徒に配慮したユニバーサルデザインとしました
 知的障害や肢体不自由、自閉症のある児童生徒などの障害や教育的ニーズに対応したきめ細かな設計としている。
 知的障害児童生徒の特性を踏まえ、教室表示のマークなどの“わかりやすさ”や、階段の段差の色による表示、階層や位置がわかりやすい表示などに配慮したユニバーサルデザインとしている。
 知的障害のある児童生徒と肢体不自由のある児童生徒が日常的な交流や特別教室の共用をするため3mの十分な廊下幅を確保している。

2)県産材の積極的活用を図りました
 「岡山県内の公共建築物における県産材等の利用促進に関する方針」に基づき「木造化」「内装等の木質化」を進め、県産材の積極的活用を図りました。
床、腰壁には桧集成材をまた、玄関壁には、地場材の竹集成材を張り、温かみを感じるインテリアとしています。

施設配置計画

 施設配置の基本的な考え方は、各部門(知的障害部門、肢体不自由部門)の独自性を確保するとともに、全体のまとまりがある施設構成とすることに配慮している。

 知的障害部門と肢体不自由部門の学習空間を2棟に分け、両棟の間に、交流空間としての中庭、生活空間としてのランチルームを設け、学校全体での交流を行える施設配置としている。
また、両部門からの移動等の利便性を考え、中央部に管理、特別教室棟を配置している。

 知的障害部門高等部職業コースに近い位置に、自立支援空間としての就労支援棟、宿泊訓練棟を設けている。

 体育館は、両部門からの移動等の利便性を考えるとともに、地域交流空間としての利用も考慮し、エントランス広場に近接した位置に設けている。

 各施設は、回廊状の廊下で接続し、管理しやすく、利用しやすい空間構成としている。

立面計画

 外観は、郊外の田園地帯に立地することをふまえて、なだらかな里山と緑と水などの周辺環境と同化するデザイン・配色を心がけた。

 勾配屋根のシンプルな形態とし背景の山並みと調和する、親しみやすい校舎としました。校舎棟は瓦屋根、その他は金属板横葺を採用したが、校舎棟の瓦屋根の色合いになじむ色彩とした


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