公共建築の紹介

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建築主 広島県
施設概要
所在地 豊田郡大崎上島町中野3989-1
敷地面積 17,233.59㎡
構造 木造
規模 平屋建て
延床面積 918.68㎡
工事費 361,000,000円
付属施設 消化ポンプ,LPG,油庫,ゴミ置き場
工期 平成26年3月 ~ 平成27年11月
設計者 仲子盛進綜合環境デザイン,ナフ・アーキテクトアンドデザイン設計共同体
(仲子盛進綜合環境デザイン,ナフ・アーキテクトアンドデザイン)
施工者 建築工事 河井建設工業(株)
電気設備工事 西条電気(株)
機械設備工事 (株)三幸社
設計概要

 大崎海星高等学校の旧校舎は,コンクリート強度が低く耐震補強が困難であったため,改築することとなりました。
設計者は,大崎上島の将来を担っていく子供たちの教育の場・器として,島が歩んできた歴史,地元の人が育んできた文化や技術,気象風土が織りなす自然の恵みから生まれる建築を提案したいと考え,県産スギ無垢の定尺小径木材を主構造に利用すること,オープン工法を用い,材料とディテールを統一することで,地元職人が容易に参加できる建築システム,瀬戸内海の海水を原料とした“にがり”と製材時に発生する廃材からなる塗壁材,既存樹木と庭園の保存等により,このテーマを実現しようと試みたものです。
 なお,この学校の設計者は,魅力ある公共建築物の創造のため,「参加資格のオープン化」,「建築関係団体との協定に基づく審査委員の選定」,「技術提案を重視した審査」,「公開ヒアリングなど審査過程の透明化」の4つの工夫を盛り込んだ広島型建築プロポーザルにより,選定したものです。
 〇広島県HP(広島型建築プロポーザル方式)


■施設全体の平面構成
①主要室用途を三つに分類し,それを中央ホールから放射状に分散させた構成としています。
②3方向に建物を振ることによって,いろいろな角度からの採光,通風を享受できる健康な施設としています。

■構造の仕組み
①一般に安価に調達できる120㎜×120㎜の小断面規格材を簡易な合成梁に工夫して製作することで,合理的に長いスパンを構成します。
②合成梁を垂木と兼用させる設計とすることで,施工効率の向上を行っています。

■施設全体の断面計画:二面自然採光・自然換気
中廊下を吹き抜け+ハイサイドライトにすることで,二面自然採光・自然換気を十分確保することができ,中廊下のデメリットの解消を行っています。

■建物の配置・形態等のまちなみへの調和
①建物の高さは低くなりすぎず,中央部分のハイサイドライトの搭屋により,自然の落ち着いた景観の中にアクセントを加えています。
②周辺建物と同様に建物をセットバックさせ,広場を作り,景観としても動線としても余白を設け,人々が敷地に入りやすい構成としています。

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